2017年03月23日

真実を見極められるか

「いろんなものを手放すといいよ。」
「もっとラクに生きようよ。」
「頑張ったり、努力するのは、もうやめよう。」

世の中には、私たちをラクにさせてくれるメッセージや情報が沢山あります。

私たちはそういう人からの、ありがたいメッセージを糧として日々を過ごしていきます。


私はステキなメッセージを受け取る時、このメッセージは誰が言っているのかというのを重要視します。

例えば、自分と同じような年齢で、その人は既に会社をいくつも経営し、将来のお金の不安が何もなかったとします。

その人が、将来の不安を抱えている人に、

「今まで頑張ってきたじゃない。今のままであなたは素晴らしいのです。
そのままの自分を大切にしていきましょう。
これからはもっとラクに生きていきましょう。頑張らなくても大丈夫。」

というアドバイスをしたとします。

この手の話、よくある気がします。

で、将来の不安を抱えている人は、「そうだよね。ラクにいきていいんだよね。」と思うのです。


いやいや、違いますから~。

アドバイスをしてくれた人は、いろんなものを持っていますからね。
あなたとは置かれている環境も役割も違うんですよ。

ということがわからないで、ただメッセージだけを鵜呑みにしていませんかね。

今の世の中の流れが、ラクして幸せになろう的なので、「地道に努力をつづけた人が成功する。」みたいな昔の精神論はうけないのです。


でもね、よく考えてみて。

成功している人って、最初からラクに生活していない気がしますよ。

人の何倍も努力しているから、今の生活が手に入ったんじゃないかしら。


白鳥って知ってますか?

水面を優雅に泳いでいるように見えますが、水面下ではどうなっているか。

白鳥の湖でもいいです。

クラシックバレエはとても美しいですが、やってみるとえらく大変です。
トゥシューズを履くと、足の爪が割れちゃったり、指の皮がむけたりします。

つまり、成功しているように見える人の見えない部分はどうなのか。

美味しいところばっかり見ていたら、真実を見落とします。

違う白鳥をイメージした人!違いますからっ。(笑)